今回は前回と重複するところもありますが、第二弾としてキャンピングカー旅のキャンピングカーについての便利さと不便さを少し深く調べてみました。
前回も書いていますが、キャンピングカーは普通車と比べて改造していることで、かなり高額になります。
最近は値段を抑えた、軽自動車や軽トラックのキャンピングカーも人気があるようです。
その他、中古車も増えてきていて、少し大きめのワゴンタイプやトラックのキャンピングカーも、中古車なら軽自動車のキャンピングカー並みの値段もあるようです。
しかしそれでも、いくらかキャンピングカーとしての装備のある軽キャンピングカーなら100万円台~200万円台くらい。
更に便利な装備を追加すると、軽キャンピングカーでも300万円超は当たり前のようです。
キャンピングカーは移動できる別荘と前回書きましたが、軽キャンピングカーなら4畳半~6畳一間の別荘・・・という感じ?
しかし、そんな軽キャンピングカーでも、やっぱり贅沢品という感じがしますキャンピングカーは・・・。
そんなキャンピングカーの本当の便利さと不便さを、キャンピングカーを所有している人の意見を調べてまとめて記録しておきたいと思います。
前回も書いていますが、キャンピングカーといえば、
・ゆったりと自由きままな旅!
・宿泊費もかからない!
定年退職後に夫婦で全国旅行している人も実際いるようです。
最近は、軽自動車のキャンピングカーなら100万円台から200万円台で、なんとか自分でも手に入りそうだし、外見は大きくないし、普段使いもできそうだから一石二鳥・・・
でも、狭いから少し大きめのバンタイプの中古のほうがいいのかな?
普段使いできないと、もう一台軽自動車でも必要だし・・・
とか、買うと決めているわけでもないのに、そんなことも考えてしまいます。
それも、想像上のキャンピングカーへの憧れと、キャンピングカー旅への憧れのせいかもしれません。
現実はどうなの?
キャンピングカーの旅、本当の便利さは?
キャンピングカー旅でのキャンピングカーの本当の便利さをもう少し調べてみました。
・テントに比べると、毎回設営・撤収がいらなくて便利。
すぐに寝られるし、出発できる。
・ホテルやキャンプ場と違って出入りの時間に制限が無い。
何時までに出ないと追加料金とか無い。
RVパークやオートキャンプ場を利用すると時間制限はあります。
道の駅や高速道路のサービスエリアなどの場合に限られると思われます。
・普通の旅行と比べると、ある程度色々な荷物を積み込める。
趣味などの目的の旅行ならその道具もある程度積み込める。
ただし、軽のキャンピングカーは狭いので、寝るときに荷物を置いておけ
る場所が無いと困るので、その程度の荷物になります。
・電気が使えて便利。
キャンプと比べると便利だと思いますが、エンジンを掛けづ付けると騒音
問題も。
サブバッテリー(とインバーター)を追加で装備する必要があります。
・宿泊費が安上がり。
RVパークや道の駅や高速道路のサービスエリアなどの場合に限られると
思われます。
このような場所での充電、料金が割高のようですので、サブバッテリー
(とインバーター)は必要なようです。
道の駅や高速道路のサービスエリアでの、中高年のキャンピングカー車中
泊、我が物顔での占有・騒音などでマナー違反がかなり問題視されている。
道の駅や高速道路のサービスエリアは無料ですが、その分マナーには気を
使う必要があります。(休憩用で、本来車中泊用ではない)
・宿泊の予約が要らない気ままさがいい。
前回も書いていますが、車中泊の場所を見つけられればという条件付です
ので、行き当たりバッタリではなく事前の情報収集が必要。
情報収集のためには、インターネットで検索できる環境が必要です。
キャンピングカー旅で一番大変なのが、毎日の車中泊場所を見つけること
のようですから。
・ペットと旅行できる。
ペットと一緒に泊まれるホテルや旅館は少ないようですので、便利なのでは
ないでしょうか。
ただし、夏の車内の暑さは尋常ではないので、中にペットがいたら駐車中
でもエアコンを付けるなど対策が必要なようです。
・非日常でワクワク
キャンプほど手間もかからず、確かにこれが一番の利点かもしれません。
・気兼ねなくマイペースで旅行できる
これも上と同じで、キャンピングカー旅の重要な利点のようです。
・いつでも変更、駐車場があればどこでも休憩できる。
これも上と同じで、キャンピングカー旅の重要な利点のようです。
ただし、車中泊の場所が決っていないと精神的に追い詰められます。
・混んでいる観光地も関係なし。
車中泊の場所が決っていれば宿泊が取れなくても関係ないということ。
調べていくと色々な利点や便利さを見つけることができましたが、軽の狭いキャンピングカーの場合は、装備もそこそこですので、限定的というか条件付の便利さという感じがします。
いずれにしても、テントの設営や撤収をしなくてもいいキャンプよりは便利なようです。
キャンピングカーの旅、本当の不便さは?
次は、キャンピングカー旅での、キャンピングカーの本当の不便さを調べてみました。
・購入費用が普通車よりもかなり高い。
快適・便利を求めて追加の装備をすると更に費用が掛かる。
(普通車よりかなり割高)
予算を重視すると、快適と便利さを犠牲にしないとならない。
(特に軽キャンピングカーの場合)
・維持費が掛かる
車検・オイル交換・タイヤ交換を受けてもらえないところもある。
装備が多くなるので、燃費が悪くなる。(リッター5~8キロ程度)
・高さ制限の道、トンネル、駐車場を気にする必要がある。
軽で外観が変わらないものは気にする必要は無いようです。
ただし、そのようなキャンピングカーは狭くて使いづらい。
・宿泊費は掛からないが、他の費用がかかる。
今のところ、道の駅やサービスエリアを利用できていれば安上がり。
1泊1000~3000円のRVパークが普及して、全国各地に増えるかどうか。
RVパークでも、充電の料金は高いようです。
・キャンピングカーは断熱処理されているとはいえ、夏の車内は過酷な暑さ、
エアコンを付けないと夏は無理、夜エンジン付けっぱなしは騒音問題有り。
夏のキャンピングカーに快適性は無い。
春か秋限定か?
・サブバッテリーとインバーター、冷蔵庫、FFヒーター、クーラー、性能の
いいソーラーパネル、トイレは追加で装備するとかなり便利だがその分費用
がかさむ。
上の夏のキャンピングカー旅には、ヒーター以外は無いと大変らしいので、
春と秋限定のキャンピングカー旅にするか?
しかし、サブバッテリーだけだと使える電化製品も限られるので、ソーラー
パネルは便利だが費用がかさむ。
・盗難やイタズラ、トラブルに巻き込まれるのが怖い。
無料だからといって人気(ひとけ)の無い場所に車中泊するのは止めたほう
がいい。
・道の駅がないと困る。
泊まる場所・トイレに困る。
車中にトイレを付けると処理を自分でする必要がある。
・キャンピングカーは横風に非常に弱い。
居住スペースが大きいほど走行中不安定。(高速道路は特に)
居住スペースが大きいと快適だが走行中不安定、小さいと狭くて不便だが
運転は普通車とあまり差は無い。
・特に高速道路は不安定で走り難いので、時速90キロ以下になる。
目的地まで普通車の1.5倍は時間が掛かる。
更に装備が多いほど、走行不安定で車体が重いので燃費が悪く燃料代が掛か
る。
ゆっくり気ままに走るのがキャンピングカー旅という意識にしないと危険・
疲れる。
・車体が重いので急ハンドル・急ブレーキは厳禁。(危険)
車の足回り・ブレーキの強化をすれば安定するが、更に費用がかさむ。
・重いキャンピングカーはガソリンではなく、ディーゼルでないとトルク不足
で坂道が大変苦しい。
キャンピングカーはディーゼル車が基本。
手放して売るときもディーゼルが有利。
・キャンピングカーのキッチンで、家での調理感覚では無理。
水タンクで制限される、ゴミや片付け等のことも考えると、かなり充実した装備の大型キャンピングカー以外は、電子レンジで出切る簡単な調理がメイン。
・トラックのキャンピングカー仕様は、バンタイプのキャンピングカーに比
べてに装備品がシンプル(無いものが多い)くて造りが雑なことが多い。
・自動車税は優遇されて普通車の8割程度だが、特殊車両で任意保険が高い。
・道の駅やサービスエリアで今のところ車中泊はできるが、テーブルやイス
を広げたり、エンジン付けっぱなしや騒音問題などのマナー違反で問題にな
っている。
このままだと締め出される日もそう遠くない。
・車中泊の駐車場を見つけるのが毎日大変。
専用のキャンプ場は費用が高い。
安いRVパークはまだ場所が少ない。
人気の無い場所に停めるとトラブルに巻き込まれたり、車にイタズラなど。
意外な場所で駐車違反で切符を切られることもある。
キャンピングカーの旅、軽とワゴン中古どっちがいい?
色々調べていくうちに、今人気の軽のキャンピングカーと広い空間の普通車ワゴンの中古についての便利さや不便さが見えてきました。
・大き目のキャンピングカーは普段使えないけれど、小型の軽で外観が変わらないなら普段
使いも可能。
・しかし、キャンピングカーとしての使い安さを考えたら軽のキャンピング
カーよりも大きいハイエース・ミニバンタイプが使いやすい。
・軽のメリットは、安い、普段も使える、小さいのでどこでも行ける。
(いつでも低コストでどこでも遊びに行ける)
しかし、軽キャンピングカーで比較的快適さを求めるなら1人まで、2人だと
狭くてかなり我慢が必要。
ポップアップ式の上下で1人づつのものなら何とかなる?
★ポップアップ式キャンピングカーのデメリット
周りは防水加工された布(テントと同じ)なので、断熱、防音は無い。
(寒い、暑い、うるさい)
ポップアップへの出入りが大変
雨など、乾かしてから防水スプレーなど、手入れが不可欠
雨のキツイ日や風のキツイ日は使用するのも限界あり
特に横風には弱く、横殴りの雨はチャックから水漏れすることも
積雪でPOPが下がった事例もあるようです。
また、FFヒーター使うとポップアップのテント部分が結露して濡れる
★ポップアップ式キャンピングカーのメリット
普段はコンパクトで、使い勝手がいい。
居住スペースが広い。
就寝スペースも広い
・軽キャンピングカーの場合、狭いので着替え、洗濯物、ゴミなどの荷物は、
寝てるときどこに置くかも考える必要がある。
・軽キャンピングカーは、大き目の値段の高いキャンピングカーと比較する
と、キャンピングカーしての装備が不十分な場合が多い。
・軽キャンピングカーは泊まる費用を節約できるというメリットがあるが?
実際、車中泊のを考えると、車内にキャンピングカー装備のある軽キャンピ
ングカーは狭くて2人寝るのは大変。
2人寝るなら、むしろ普通のフラットシートの軽ワゴンにマットを敷くのだけ
の方が、はるかに快適らしい。
寝るだけなら普通のフルフラットシートの軽ワゴンが一番快適、食事は外食
かコンビニが一番いいそうです。
本当に必要なキャンピングカー装備ならいいけど、雰囲気だけのキャンピン
グカー装備は寝るのにはジャマ。
・軽自動車でも長距離は疲れるのに、装備の多い軽キャンピングカーは更に
運転しづらい。
軽トラキャンピングカーなら更にもっと運転しづらい。
特に装備を多くした軽トラキャンピングカーでは長距離運転はかなりきつい。
・費用的に手が出せるからと軽キャンピングカーに、普通のキャンピングカー
の理想を重ねても、狭くて、不便で、運転しづらいから、それを超える趣味
などの使いたい理由がないとほぼ買ってから失敗する可能性が高い。
安いから軽キャンパーにする人は、ほぼ買って失敗するそうです。
特に軽トラのキャンピングカーは軽ワゴンタイプよりも運転しづらいのでそう
なるようです。
趣味など、本当にやりたいものが無いとほぼ使わなくなる。
軽キャンピングカーは、大きいキャンピンカーで普通に言われる移動できる
別荘ではない。いわゆるキャンピングカーではなく、キャンピングカー的な
街乗り車(シティーカー)として一人旅に使えばかなり使えるそうです。
(食事は外食メイン、夕食を食べた食堂の主人に頼んで駐車場を借りたり)
・安いのがいいなら、ディーゼル(燃費の関係)の少し大きいバンタイプの
キャンピングカーの中古なら新車の軽キャンピングカーと同じくらいで買え
るので、(普段使いできなくて、もう一台車が必要になっても)キャンピン
グカーとして使うならその方が軽キャンピングカーよりも使えるとのこと。
・キャンピングカー自体のデメリット
本当のキャンピングカーを手に入れるデメリットは、維持費も掛かる贅沢品
だということ。
大きいので居住性は良くて、気ままな旅が出来るものの、値段はかなり高額
なのに、車の安定性は悪くて、運転し難い、燃費は悪い、スピードは出せな
いので移動に時間が掛かることを、認識してもそれで旅をするという贅沢品
とのことです。
本当の別荘に比べると金額も維持費も安いですが、キャンピングカーは今でも
移動できる別荘です。
・軽キャンピングカーは、(軽トラのキャンピングカーならなお更)
長期間は不便、チョッと1~2泊なら大丈夫、それ以上は我慢の旅。
無理をしないで宿泊施設、温泉施設も併用する。
比較的乗り心地のいい軽乗用車での全国旅でも大変なのに、キャンピングカー
仕様は更に運転しづらいし、横風に弱い、スピードが出ないから時間が掛かる
し、狭くてストレスも溜まるのでかなりの覚悟がいる。
それでも欲しい、それでも旅したい理由がある人だけが買って満足できる車の
ようです。
最後に!
今回は、シニアにも人気のキャンピングカー旅について少し詳しく便利さや不便さを調べて記録のために書いてみました。
色々書いてきた内容をみると、どうもキャンピングカーは、総合的には高級でありながら、不便で扱い難い自動車という感じを受けます。
しかし、条件を絞って使う場合には、使い方次第で面白いアイテムのような感じがしました。
例えば、
★キャンピングカーとして使う場合は
軽の選択肢は無い。
普通車のワゴンタイプのディーゼルエンジンのキャンピングカーの中古を探す。
トラックは居住性はよさそうですが、運転しずらそうなので選択肢外。
普段使いは、別の車で(駐車場も)大丈夫な場合
車中泊場所としては、RVパークか道の駅駐車場(使えればの条件付)または、高速道路のサービスエリア(使えればの条件付)
★軽キャンピングカーは、考え方と使い方次第
・いつもは普段使いで使う
・たまに1~2泊程度の旅行に使う
・食事は基本外食やコンビニ・スーパーなどの弁当など
調理しない
電子レンジはコンビニ・スーパーのものを使う
・疲れたら日帰り温泉や民宿なども臨機応変に利用する
・アウトドア的な使い方をしない
・暑い夏、寒い冬は使わないで、気候のいい春か秋の旅行に使う
などいわゆるキャンピングカーとして使わず、車中泊の車と同じ感覚で使う。
▼軽キャンピングカーを買わなくても、別の方法を見つけました。
(これがいいかも!)
【フルフラットシートの軽ワゴンで車中泊旅】
2人くらいまでなら、これの方が快適な車中泊になりそうです。
子育てが終わって、夫婦2人で全国各地へ車中泊旅なら値段の高いキャンピ
ングカーよりもこちらの方がよさそうです。
車の安定性も、燃費も、スピードも、装備の無い普通の軽ワゴンです。
基本の考え方は上の「軽キャンピングカーは、考え方と使い方次第」に倣い
ながら、車中泊で必要なものは準備して積み込むことで普通の軽でも対応で
きそうです。
★子供がいる場合は、人数にもよりますが、普通車のワゴンタイプの中古
キャンピングカーかポップアップ式軽キャンピングカーでないと対応できな
い可能性大。
【普通の軽ワゴンでの車中泊旅に必要な物】
・フラットシートの上に敷くエアマット
・毛布やエアー枕(かさばらない寝具)
・窓ガラスのカーテン(サンシェード)
・電気湯沸しポット
・クーラーボックス
・洋服掛け
・風呂に使うもの
・荷物を入れる車屋根上のルーフボックス(鍵付)
・懐中電灯
・スマホ充電アダプター
か太陽電池充電器
もしくは、サブバッテリーとインバーター
★電気を使うものとしては、
電気湯沸しポット
スマホなどの充電
テレビ
パソコン
結局、いわゆるキャンピングカーを買うなら、居住性を考えてある程度大きさのあるディーゼルワゴン車タイプで、余裕を持ってゆっくり自由きまま旅。(期間厳守のスケジュール通りが好きな人は、車の走行性能が悪いので向きません)
軽キャンピングカーなら、普段使いをしながら、たまの1~2泊車中泊旅(車種によって、最大で大人2人、子供2人くらいまで)に使う。(キャンプ場でバーベキューをする程度で基本調理はしない、外食か弁当など)
このような使い方なら十分楽しめそうです。
でも私の一番の興味は、キャンピングカーから【普通の軽ワゴン車での車中泊旅】に移りつつあります。
まだまだ2回目なので、キャンピングカー旅についてもも少し調べたいと思いますが、【普通の軽ワゴン車での車中泊旅】の必需品とか、【あの車が車中泊に一番いいとか】、便利グッズとかも今後調べておきたくなりました。
実際やるかどうかは分かりませんが、そのときのために色々記録しておきたいと思います。